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RECORD

α6400にレンズ2本だけ。11mm F1.8と18-135mmで旅を撮る

SONY α6400に11mm F1.8と18-135mmを組み合わせた、旅と日常のためのレンズ運用。

荷物を減らすことは、写真を撮る楽しさを手放すことと同じではない。数ヶ月ごとに拠点を移す生活の中でカメラバッグの中身を見直してきた結果、今は本体1台とレンズ2本という組み合わせに落ち着いている。

SONY α6400に、単焦点の11mm F1.8と、高倍率ズームの18-135mmを組み合わせるスタイルだ。

旅に持っていくのは、α6400とレンズ2本だけ

万能な一本ではなく、役割の違う二本を選んだ

レンズを選ぶ基準は、スペックの優劣ではない。何を撮りたいかが先にあって、レンズはその後についてくる。

今の組み合わせは、広く撮る11mmと、遠くを撮る18-135mm。役割がほとんど重ならない2本を選んだのは、偶然ではなく判断の結果だ。

Brady Avonひとつに収まる、α6400とレンズ2本という装備の全て

撮れるものを増やすより、持ち歩けることを優先する

レンズを何本も持てば、撮れる被写体の幅は広がる。ただ、数ヶ月単位で拠点を移す生活では、荷物の総量がそのまま移動の負荷に直結する。

レンズを1本増やすかどうかは、趣味の範囲だけの判断ではなく、移動を含めた生活全体の判断になる。今の2本という数字は、その中で選び取った結果だ。

主役は11mm F1.8。風景と日常を広く残す

旅先でもっと広く撮りたい、から始まった

今の主力は11mmの単焦点になる。きっかけは、以前の旅先で目の前に広がる景色を収めようとした時、それまで使っていたレンズの画角では物足りないと感じたことだった。

帰ってきてから買い足したのが、この11mmだ。35mm判換算でおよそ16.5mm相当という広さが、目の前の景色を大きく取り込める。

料理、室内、夜の風景でも出番が多い

主役に据えている理由は、画角の広さだけではない。開放F1.8という明るさも、選んだ理由の一つになる。

滞在先で見つけたカフェやレストランの店内は、光量が乏しいことも多い。そういう場面でも、F1.8の明るさが撮影のしやすさにつながっている。

軽井沢の赴任先で出会った、11mm単焦点がとらえる一皿

日が落ちた湯畑の湯気と灯りを収めた一枚も、同じレンズによるものだ。F1.8の明るさは、昼のカフェだけでなく、光の乏しい夜の風景でも扱いやすさとして効いてくる。

被写体との距離によっては背景がゆるやかにぼける場面もあるが、このレンズの価値としてまず挙げたいのは、暗い場所でも撮影しやすいという実用性のほうだ。

11mm単焦点がとらえた、夜の湯畑に立ちのぼる湯気

遠い被写体は、このレンズの仕事ではない

被写体を絞るということは、何かを撮らないと決めることでもある。滞在先を歩いていると、リスや野鳥に出くわす瞬間がある。

動くものを距離を保ったまま一枚に収めるには、望遠側の余裕が要る。11mmの単焦点には、その役割を担わせていない。

11mmを付けて歩いている日に撮り逃したとしても、それを惜しいとは思わない。11mmが引き受けているのは、広い範囲を写す場面や、身近な距離の被写体だ。

距離が必要な日は18-135mmに持ち替える

動物や野鳥など、近づけない被写体を撮る

とはいえ、動物や野鳥をその日の主役に据えたいと思う日もある。そういう時に持ち替えるのが、もう1本の18-135mmだ。

35mm判換算で27-202.5mm相当までをカバーするため、広角側から望遠まで1本で対応できる。11mmでは届かない距離を、この1本が引き受ける。

18 135mmが主役に代わる日。望遠で狙う、出先で出会った一瞬

11mmの予備ではなく、役割を切り替えるための一本

18-135mmは、11mmが撮れない場面を埋めるだけの予備ではない。その日、何を主役に撮りたいかによって、最初から持ち替える前提の一本だ。

街や料理を撮る日は11mmを付け、動物や野鳥を狙いたい日は18-135mmに替える。常に2本を並行して使うのではなく、その日の目的に応じて主役を選ぶ。この運用が、荷物を増やしすぎずに撮影の幅を確保する方法になっている。

2本で足りるのは、役割がほとんど重ならないから

11mmと18-135mm、それぞれが担っている役割を整理すると、使い分けが見えやすい。

用途11mm F1.818-135mm
主な被写体風景・街・料理・室内動物・野鳥など距離のある被写体
得意な場面暗い店内、夜の風景近づけない被写体、望遠が必要な日
重さの目安約181g約325g
使い方現在の主力距離が必要な日に持ち替える

2本を頻繁に交換しながら使っているわけではない。むしろ逆で、その日の目的が定まった時点で、どちらを主役にするかもほぼ決まっている。

役割の重なりが少ないからこそ、2本で十分に事足りている。

α6400と2本のレンズは、Brady Avonひとつに収まる

この装備一式を収めているのが、ショルダーバッグのBrady Avonになる。α6400本体とレンズ2本が過不足なく収まり、赴任先の路地を歩く日も、休みの日に街を歩く日も、このバッグひとつで完結する。

堅牢さと、日常的に肩から提げても負担になりにくい軽さ。この両立が、数ヶ月単位で使う道具に求めていた条件だった。

バッグを選んだ経緯や、使い込むほどに変わってきた表情については、別記事に詳しくまとめている。

レンズを増やすより、撮りたいものを決める

2本のレンズで何でも撮ろうとしているわけではない。撮りたいものを先に決め、その役割に必要な2本だけを持つ。それが、今のシステムの成り立ちだ。

広く撮りたい日は11mm。距離のある被写体を撮りたい日は18-135mm。レンズを増やすより、その日何を撮りたいかを先に決める。

荷物を増やさずに、記録の楽しさは手放さない。今の装備は、その線引きの上に成り立っている。

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