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リゾートバイトの寮はどう選ぶ?求人写真だけでは分からない確認ポイント

求人写真の寮に入れるとは限らない。ホテル客室寮や共用設備のある寮、2LDKを2人で使った実体験から、寮選びで確認しておきたいことを紹介する。

リゾートバイトでは、寮が数ヶ月間の生活拠点になる。仕事を終えて戻り、食事をとり、眠り、休日を過ごす場所だ。求人を選ぶとき、時給や仕事内容と並んで寮の条件が気になるのは自然なことだと思う。

ただ、求人票に載っている寮の写真や「個室」という表記だけで、実際の暮らしまで判断できるとは限らない。12年間リゾートバイトを続けるなかで、入居先が事前には分からなかったり、赴任後に想定していた入居条件と違う説明を受けたりしたこともある。

この記事では、寮の選び方と、赴任前に担当者へ確認しておきたいことを、自分の経験をもとに整理する。どの形式が正解かを決めるのではない。写真の外側にある条件を、どう確かめるかという話だ。

求人写真の寮に入れるとは限らない

ホテルによっては、近隣のアパートなどを複数借り上げて寮にしていることがある。その場合、求人票に載っている写真は、いくつかある寮のひとつを写したものかもしれない。実際にどの物件に入るのか、赴任するまで分からないこともあった。

つまり、求人に応募する段階では、自分が入る部屋がまだ決まっていない場合がある。写真に写っている部屋の広さや家具の配置を、そのまま自分の住まいとして思い描くのは少し早い。

写真は寮の雰囲気をつかむ手がかりとして見て、自分が入る部屋そのものとは切り分けておく。気になるなら、掲載写真の物件に入る予定なのか、それとも複数の寮のどれかになるのかを担当者に確認しておきたい。

寮の住所が分かれば、赴任準備も変わる

寮の住所が事前に分かるかどうかで、赴任時の荷物の送り方も変わる。

自分が経験してきた現場では、勤務先のホテル宛てに「ダイブスタッフ〇〇」といった宛名で、赴任日の午前中に届くよう荷物を送ってほしいと案内されることが多い。寮の住所が分からなくても、指定された送り先へ先に発送しておける。

一方、事前にどの寮へ入るのか分かっている場合は、担当者に住所を確認し、寮へ直接送ることもある。この場合は、自分が寮に滞在している時間帯を指定して、荷物を直接受け取るようにしている。

どちらの方法でも、移動当日に持ち歩く荷物を減らせる。ただ、ホテル宛てに送るのか、寮で直接受け取るのかによって、宛先や到着時間の決め方は違ってくる。

複数の物件を借り上げている場合は、赴任直前まで寮が決まらないこともある。だからこそ、住所が確定する時期と、荷物の送り先については担当者に確認しておくと準備を進めやすい。

寮の形式は一つではない

「寮」とひとことで言っても、その中身はさまざまだ。自分がこれまでに経験しただけでも、いくつかの形式がある。

リゾートバイトの寮の種類と選び方をまとめた図解。ホテル客室寮、借り上げアパート、共用設備のある個室、2LDKの共同使用例と、求人写真や入居条件の確認ポイントを紹介。

※図は説明用のイメージです。実際に滞在した寮の写真や間取りを再現したものではありません。

ホテルの客室を寮として使ったこともある。宿泊用に作られた部屋を、そのまま生活の場にする形だ。借り上げのアパートに入ったこともあれば、寝室は個室でも、トイレなどの設備はほかのスタッフと共用という寮もあった。

同じ「個室」という言葉でも、自分だけで使える範囲がどこまでなのかは寮によって違う。寝室だけが個室なのか、水回りまで含めて一人で使えるのか。写真や短い説明だけでは読み取りにくい部分だ。

だから、自分が一人で使える空間と、ほかの入居者と共用する空間は分けて確認したい。「個室あり」という一言から、自分の想像する生活環境をそのまま当てはめないことが大切になる。

完全個室の認識で赴任しても、想定と異なることがある

完全個室だと認識して赴任した現場で、繁忙期に2LDKを2人で使ってほしいと言われたことがある。寝室はそれぞれ別で、同じ部屋で寝起きする相部屋ではない。ただ、一人で使うつもりだった住まいに、もう一人が入居することになった。

ほかの派遣スタッフも、赴任後に初めてその話を聞いたと話していた。当時の求人票にどう書かれていたのかは、今となっては原文を確認できない。だから、求人票の記載が誤っていたと断定するつもりはない。自分が事前に持っていた認識と、実際の入居条件が違ったという経験だ。

ここで区別しておきたいのは、寝室を一人で使えることと、住居全体を一人で使えることは別だという点だ。自分の場合はそれぞれの寝室が確保されていたが、住居の一部は共用になった。

求人票に「完全個室」とあっても、ほかの入居者がいるのか、繁忙期に入居人数が変わる可能性があるのかまでは、その言葉だけでは判断しきれないことがある。自分にとって重要な条件なら、事前に具体的な生活の形を確認しておく価値がある。

共用部分があることと、暮らしにくさは別の話

先ほどの2LDKでの共同生活は、結果的に大きな問題にはならなかった。個室同士が離れた間取りだったことに加え、後から入居した人との生活にも大きな支障はなかった。

また、寮生活のなかには、同じフロアに住んでいたスタッフ同士の仲が良く、自分の部屋の扉を開けたままにして、誰でも気軽に入ってこられるようにしていたこともある。それは、自分の意思でそうしていたことだった。

今の自分は、求人を選ぶときに完全個室を重視している。ただ、それは共同生活や人との交流を否定しているわけではない。一人の時間を確保したいことと、人との関わりを楽しむことは両立する。

共用設備や同居人の有無は、暮らしやすさに関わる条件だ。ただし、それだけで住み心地が決まるわけではない。間取りや周囲の人との距離感、そして自分がどのように過ごしたいかによっても、寮での生活は変わってくる。

担当者に確認しておきたい寮の条件

求人票だけでは分からない部分は、担当者に確認する。これまでの経験を踏まえると、特に次のような点を確認しておきたい。

  • 求人票に掲載されている写真の寮と、割当予定の寮は同じか
  • 寮の住所は決まっているか。未定なら、いつ頃分かるか
  • 「個室」は寝室だけを指すのか、トイレや浴室なども専有できるのか
  • ほかの入居者と共用する設備はどこか
  • ほかの入居者がいる可能性や、期間中に入居人数が変わる可能性はあるか
  • 荷物は勤務先のホテル宛てに送るのか、寮へ直接送れるのか。宛先と到着日時の指定はどうなっているか

聞いてみると、「現時点では未定」という答えが返ってくることもある。その場合は、決まっていることと決まっていないことを分けて受け止め、確定したら教えてもらえるよう頼んでおく。曖昧な部分を自分の期待で埋めないことが、赴任後の戸惑いを減らすことにつながる。

確認は、相手を疑うためのものではない。自分がどんな条件で暮らすのかを、赴任前にできるだけ正確に知っておくためのものだ。

寮は、そこでどう暮らせるかを考えて選ぶ

寮選びというと、部屋の広さや設備の充実度に目が向きやすい。もちろんそれも大切だが、写真や設備の一覧だけでは、そこで過ごす数ヶ月の暮らしをすべて想像できるわけではない。

一人の時間をしっかり確保したいのか、周りのスタッフとの交流も楽しみたいのか。共用設備をどこまで受け入れられるのか。自分がどんな生活を送りたいかが見えていれば、優先すべき条件も、担当者に聞くべきことも定まってくる。

完全個室が合う人もいれば、人の気配がある寮のほうが落ち着く人もいる。正解は人によって違う。だからこそ、写真から分かること、担当者に確認できたこと、まだ確定していないことを分けて考える。そのうえで、自分が数ヶ月を過ごせる場所かどうかを判断したい。

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